杜仲茶

杜仲茶

「杜仲」は、中国に自生するトチュウ科の落葉樹です。樹皮は医薬品に用いられ、健康茶には葉が使用されます。利尿、血管拡張による血圧降下、鎮痛、鎮静、自律神経・副交感神経の調節、抗ストレス、抗酸化、脂質代謝亢進、保温作用があります。

杜仲葉配糖体は特定保健用食品として認められています。

成分

杜仲茶には、主成分であるゲニポシド酸（杜仲配糖体）をはじめ、ピノレジノール、ジグルコサイド、グッタペルカ、アルカロイド、ペクチン、ビタミンＣ、タンニン、そして、リン、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが含まれています。カフェインは含まれていません。

体内での働き

ストレス緩和
ゲニポシド酸は副交感神経の緊張を和らげてストレスを受けにくくします。

血圧調節作用

ゲニポシド酸などの杜仲配糖体で、これが副交感神経を通し、動脈の平滑筋を刺激して血管を拡張させ、血圧の上昇を抑えると考えられています。また、豊富なミネラルも血圧上昇を抑制します。

杜仲茶は、血圧調整作用があるため、血圧降下作用とともに、低い血圧を上昇させる作用ももっています。

肥満に対する効果

杜仲茶には、体内の脂肪を減少させ、肥満を軽減させる働きがあることが科学的にも立証されています。

その他

最近の研究で、高血圧の予防や制癌にも効果があることが分かってきました。

参考文献
　